ロシア語

語学。これほど、「継続は力なり」を実感するものはない(自戒を込めて)。学部の2回生の時、週2回ロシア語の授業を受け、文法中心に叩き込まれた。旧ユーゴに留学し、スラブ諸語専攻、「ロシア語は片手間でやってます」と公言する女性の助教授に習った。授業はおそろしく眠く、法律の授業を2コマ受けてからの90分(しかも5限)は、時計が止まったかのようだった。

なんだか授業の悪口のようだが、そうではない。今にして思えば、あのおかげで、「地力」がついたと思っている。文法重視の語学は間違いだといい、会話から入るべきだ、という議論が、ここ最近かまびすしい。しかし、文法を知らないと、挨拶や典型的なフレーズしか使えない。そんなのはオウムだってできる。ついでに言っとくと、小学校で英語教えるなんて、言語道断。そんな時間があるなら、美しい日本語でも暗誦させるべきです。

で、本題なのですが、来年3月のシベリア鉄道取材を前に、毎日ロシア語に触れる癖をつけようと、NHKラジオ講座「ロシア語」のテキストを買ってきて、早速聴き始めました。テキストを買ったのは、お金をかけてれば三日坊主になることもないだろう、という希望的観測を込めて。