2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

郵便局への挽歌

特集「シリーズ郵政民営化」で記したとおり、郵便局は、明日・平成19年10月1日、新たな歴史を刻み始める。私は、郵便局ファンの一人として、郵政民営化は、現行のサービス水準を低下させ、郵便局網をズタズタにしかねないと考え、民営化には断固反対してきた…

日本外交よ、主張せよ

19世紀末から20世紀初頭、同じことが起こっていれば、ミャンマー(ビルマ)は今頃、日本の植民地となっていたに違いない。ミャンマー最大の都市・ヤンゴンで、日本人カメラマンが、取材中に「射殺」された事件である。国際場裏を支配する大原則に、「主権平…

シリーズ郵政民営化・第2回

シリーズ郵政民営化・法律の世界はどう変わる?2 刑事手続法関係 日本郵政公社法第63条(郵政監察官) 公社に、郵政監察官を置く。 2 郵政監察官は、郵政事業(公社の行う事業をいう。以下この項及び次項において同じ。)に関する犯罪、非違及び事故に関す…

感謝

先日の「合格発表」に際し祝辞を寄せてくださった皆様、本当にありがとうございました。ここに記して御礼申し上げる次第です。 それにしても、同じロースクールで、机を並べて勉強してきた仲間が落ち、かたや、自分が受かるというのは、実に「ユダ」の謗りを…

合格発表

東京発新大阪ゆき最終「のぞみ」163号(N700系)の中で、これを書いている。今年の新司法試験の合格発表を、東京の法務省まで見に行っての帰りである。もちろん、大阪でも発表はあるが、「本省」で見たかったし、なにより、知った人と顔を合わすのを恐れ…

あれから6年―岐路に立つ日本

21世紀の幕開けとともに、世界を一変させた「9.11」から、まる6年が経った。折しも日本では、期限切れが迫った「テロ対策特別措置法」の延長をめぐって、政界は上を下への大騒ぎである。民主党の小沢党首の魂胆は見え見えだ。「テロとの闘い」において、日本…

シリーズ郵政民営化・その1

シリーズ郵政民営化・法律の世界はどう変わる? 第1回・刑事法編はじめに ご承知のように、去る平成17年10月21日、郵政民営化関連法が成立し、明治4年3月1日(注、旧暦)の近代郵便制度発足以来、国(平成15年度からは日本郵政公社)が運営してきた、いわゆ…