旧型車置き換え

私は現在、3台の自転車を所有し、そのうち2台を占有している(残り1台は、平成15年1月頃、大学構内において、何者かに盗取された)。要するに、使っているのは2台で、京都と尼崎に配置している。京都車は平成8年4月導入、尼崎車は平成9年3月導入である。ともに、4段変速機が付いている。

京都車はナショナル自転車製であり、変速機も含め、主要機器は正常に動作している。つい先日も、大学から原谷・御室を経て嵐山まで走ってきたが、快調そのもの。ところが、尼崎車は前々から調子が悪かった。平成10年には、最初に不具合が発生した変速機を全面交換(5000円!)したが、その後も動作は不安定だった。

いつの間にか、変速機はまったく機能しなくなったが、どこまでも平坦な尼崎の街で、短距離を走るだけなら、「直結段」固定でも問題はなかった。ところが、ここにきて、チェーンは外れていないのに、動力が車軸に伝わらず、空転するという現象が発生し始めた。ペダルを強く蹴ってやると、再びかみ合って力行は可能なのだが、原因を探るべく、昨日、自転車屋(一応、スポーツ車も扱う専門店)に持ち込んだ。

チェーンが車軸側で空転、と説明すると、自転車屋の主人は、「後ろの空転は、ひょっとしたら直らんかもしれんよ」と言う。とりあえず、見てくれるとのことなので、預けてきた。

さっき、刑事訴訟法の授業中に、自転車屋から電話があったので、昼休みにコールバックした。すると、「試みましたが、修理は無理です。どうしてもとなると、買い換えるのと同じくらいの金額がかかります」

それを聞いて、決断した。昨夜、いっそ新しい自転車を買おうかなと思い、ナショナルのホームページを探っておいたのだ。新型車の候補は、これ。
http://www.panabyc.co.jp/products/html/pktc2.htm

手頃な値段で、街中でも気軽に乗れる準スポーツタイプ。機構のわかりやすい、21段変速というのもよい。

この冬の郵便局からの給与は、自転車代に消えそうである。