ピアニッシモ・ペシェ・メンソール・ワン

きょう、久しぶりに煙草を吸った。読者の多くはご存知のように、私は基本的に吸わない。むしろ、煙草臭いのは嫌いである。が、吸えないわけではない。

クラスの友達と昼ご飯を食べに行った後、薦められて、外で立ち話したまま、4本くらい頂戴した。ちゃんと灰皿のある、ロースクール棟の玄関のところで。タイトルは、いただいた煙草の銘柄。ピンクの箱に入って、いかにも女性受けしそう。最近発売されたばかりらしい。

小春日和のきょう、色づいたもみじ(玄関の真ん前にある)を眺め、一服していると、時の経つのを忘れた。彼女が煙草をくゆらしている様子は、なかなかカッコいい。ちなみに、もみじは、順光で見るより、逆光のほうが断然美しい。真っ赤な葉を透過してくる光が綺麗だからだ。写真を撮るときは、覚えておくとよい。そんな話をしながら。

そういえば、陛下が、行幸先でお配りになる、菊の御紋入りの恩寵の煙草があるという。死ぬまでに一度、味わいたいものである。