明日の夕食はモスクワで

高校時代からの「永遠のライバル」(M.N.嬢コメント)が、数日前からシンガポールに行ってしまい、張り合いがない。こちらもロシアの荷造りを済ませ、あとは明日を待つばかり。今回は、車中泊が長いので、トイレットペーパーやレトルトのスープなど、いろんなものを鞄に詰め込んだが、スーツケースではなく、ボストンバッグ一つにまとめた。スーツケースなど持っていては、列車の旅はできない。

明日からの行程、以前書いたような気もするが、もう一度記しておく。
(凡例 「→」は飛行機での移動、「〜」は列車での移動を示す。)

3/6 伊丹→成田→モスクワ(JAL) アエロフロートロシア航空(SU)国内線に乗り継ぎ、モスクワ→ウラジオストク(翌日着)
3/7 終日、ウラジオストク ウラジオストク市内泊
3/8 シベリア鉄道「ロシア号」乗車 ウラジオストクイルクーツク 車中泊
3/9 終日、列車内 車中泊
3/10 終日、列車内 車中泊
3/11 夕刻、イルクーツクバイカル湖畔。中央シベリア)着 イルクーツク市内泊
3/12 シベリア鉄道「バイカル号」乗車 イルクーツク〜モスクワ 車中泊
3/13 終日、列車内 車中泊
3/14 終日、列車内 車中泊
3/15 夕刻、モスクワ・ヤロスラブリ駅着(ウラジオストク駅から約9250キロ。大阪−札幌間の3往復半に相当) モスクワ市内泊
3/16 終日、モスクワ モスクワ市内泊
3/17 モスクワ→サンクト・ペテルブルク(SU) ペテルブルク市内泊
3/18 終日、サンクト・ペテルブルク ペテルブルク市内泊
3/19 終日、サンクト・ペテルブルク ペテルブルク市内泊
3/20 サンクト・ペテルブルク→モスクワ(SU) モスクワ→成田(JAL。翌日着)
3/21 成田着。JRとモノレールで羽田へ移動し、羽田→伊丹(JAL

おわかりのように、初日にモスクワにいったん飛んでおきながら、極東のウラジオストクまで戻ってくるという、かなり無駄なことをしている。これは、国際線の航空券は、片道だと割引がないが、往復だと割引運賃が使えるということが大きい。つまり、「日本→ウラジオストク」、「モスクワ→日本」と買うより、「日本⇔モスクワ」と買ってしまうほうが、安いのである。

とくに、JALが設定しているエコノミークラス正規割引運賃(APEX運賃という)「JAL悟空」の割引は大きく、モスクワ往復はノーマル運賃(無割引)だとエコノミーでも50万円以上するところ、なんと7万7000円。しかも、サンクト・ペテルブルク往復を無料でつけてくれる。巨額の赤字に苦しむJALに、申し訳なくなるような運賃設定なのだ。

ついでに書いておくと、いま、JALでは「ダブルマイル」キャンペーンをやっているので、モスクワ往復で1万4000マイルほど貯まる。JALのマイルは、使い方にもよるが、1マイル=3円くらいの価値はあるので、約4万円キャッシュバックされる計算になる。

JALが高いというのは、幻想です。旅行会社を通して格安航空券(IT運賃)ばかり買ってるあなた、かえって損していませんか?