マイルがつかない!

先日、モスクワからの帰りに乗ったJAL442便の搭乗マイルが、なかなか積算されない。JAL便の場合、国際線は5日後(まで)には積算されるはずなので、JALマイレージバンク事務局に問い合わせた。

通常、同一の「予約記録」に入っている旅程は、最初の区間のチェックインの時に、全区間の登録が完了する(もちろん、積算自体は搭乗後)。そもそも、JALのホームページからJALカードで購入した航空券なので、私は長らく、空港で「マイル登録お願いします」と言ったことすらなかった(自動的に登録される)。昨年、AA(アメリカン航空)とLAN(ラン・ペルー)を乗り継いで、ペルーを旅した時、AAdvantageの口座番号を示して、"Could you please put miles on my account?"と言うのが、新鮮だった。

事務局の係員は、打てば響くように、「事後登録」の手続きを案内してくれた。その手続きくらい、聞かなくても知っている。わざわざ電話したのには、理由があった。

事後登録では、航空券のパッセンジャー・レシートと、搭乗券の半券を送る必要がある。パッセンジャー・レシートはコピーでもよいが、搭乗券は「原券」を送れ、となっている。

私は、「搭乗券は原券じゃないとだめですか?」と、尋ねてみた。

会社にご提出される必要とかですか?」と、係員。

「いえ、そういうわけじゃないんですけど、手元に置いておきたいので」

モスクワ発の搭乗券は、アエロフロート・ロシア航空発行。キリル文字の入った搭乗券は、残しておきたい。

公式の案内では、「事務局に送付いただいた書類は返却できません」となっている。そこで、便宜を図ってもらうのが、電話した理由だった。

断られるかと思ったが、係員は、あっさりと、
「わかりました。『返送希望』と明記してお送りください」

その送料負担は、と尋ねたかったが、それは遠慮した。まあ、いい。今回のロシア渡航では、各種ボーナスマイルが積算されたが、「留学ボーナスマイル」(600マイル)という、予想もしなかったものまで積算されたので。