青い鳥

今週の月曜日から、午前中、TBSドラマ「青い鳥 L'oiseau Bleu」の再放送をやっている。主人公が「JR清澄駅」(架空)の駅員という設定だからというわけではないが、好きなドラマの一つだ。人気が高いと見えて、今回で再放送は4度目。私が見るのは3回目(今回は録画)だが、前に見た時に、しばしタイムスリップする。

「青い鳥」は、平成9年秋クール(10月〜12月)に本放送された。平成9年というと、私は中学3年、本格的に一人旅を始めた年で、わが人生史上「最も熱い」1年だったと思う。とくに、この秋には、長野新幹線の開業と、その影での「碓氷峠」の廃止、京都では、地下鉄東西線の開業と、京阪京津線の併用軌道区間廃線などがあり、鉄道地図がめまぐるしく変わった。

その次に「青い鳥」を見たのは、平成15年秋から16年初めにかけての再放送。ちょうど、JRの就活をしようかしまいかと、悩んでいた頃だ。

おなじドラマを見ると、懐かしさの中に、当時の私が考えていたことを、ふと思い出す。何かをしようとしてど忘れしたときに、元いた場所に戻ると思い出すように、人間の記憶は、その時の知覚情報とセットになっている。そのことを、実感する。

ドラマのストーリーをもう一度楽しむのはもちろん、昔の自分へ帰れる。それが、再放送の魅力だと思っている。

TBS公式サイト
http://www.tbs.co.jp/drama_archive/aoitori/index-j.html