CASSHERN???

テレビでやっていた映画「CASSHERN」を見た。この映画のファンの方には申し訳ないが、これほどつまらない映画は初めて。意味が全くわからない。最初の10分で嫌になったが、私は、映画を見始めると、エンドロールの最後(邦画なら、「映倫」マーク)まで見ないと気が済まない性格なので、チャンネルは合わせたままにしておいた。ただ、宇多田が歌うテーマ音楽だけを楽しみに。

途中から、テレビに背を向けて、ボリュームを絞り、時刻表を開いて(こちらのほうが無限倍面白いのは、いうまでもない)、明日の旅行計画を確認していた。

今回とは逆に、テレビでやってたから見たら、思わず引き込まれた、という経験は、何回かある。なかでも思い出深いのは、下北半島は大湊のホテルで見た「あの頃ペニー・レインと」や、ペルーはティティカカ湖畔の小さな町・プーノで見た「リターナー」だ。

プーノのホテルで、部屋のテレビのチャンネルを回していると、スペイン語の洪水の中から、懐かしい日本語が聞こえてきて、一瞬、耳を疑った。れっきとした現地の放送局の番組で、ちゃんと(?)スペイン語の字幕がついていた。エトランゼにとっては不要だったが。

CASSHERN、それにしても、疲れる映画だった。