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JR京橋駅で、学部時代のゼミの友人とばったり。その時、私は、京橋にあるJR北海道大阪支店で、少しく複雑な乗車券の発券を頼んで、暇つぶし中だったので、これ幸いと喫茶店でお喋り。

彼はこの4月から、ある政令指定都市の地方公務員。周りがどんどん社会人になってゆく中、私はまだ学生やってていいのだろうか、と思ってしまう。自らが選んだ道ではあるけれど…。ちなみに彼も、民間の就活も経験していて、そっちに未練を持っているというのも共通。なので、ことのほか話が合う。

突然、彼は、こんなことを言った。「日本が、アメリカの51番目の州になったらどうかな?」

もちろん私は、祖国を愛する立場から、そんなことは絶対に認めないし、また、私と180度反対にいる人たちにとっても、死活問題であろうから、同じく反対だろう。

彼は続けた。「日本が一つの州になれば、人口はいちばん多いから、選挙人の割り当ては日本がいちばん多くなる。大統領選を左右する鍵を握ることで、日本が政策を支配できる。アメリカに吸収されるようでいて、実は日本がアメリカを動かせるようになる」

可能性はゼロだろうけれど、こういうことを考えるのは楽しい。国際法上、国民の総意として、自主的に他国と併合するという形態がありうるかなど、考え出すと止まらない。