氷雪のイルクーツク

嫌な夢を見た。ツアーでブラジル・ペルーへ行くことになったのだが、寝坊して飛行機に乗り遅れる。慌てて追い掛けようとするも、ブラジルのビザを取得していないことに気付き(このあたり、妙にリアルである)、茫然自失となる。そうかと思えば、石川県の輪島市長を相手に説教を垂れたり、叔父に鉄道の信号システムについて解説していたりする。と、ここで、目覚ましに設定している軍歌「海行かば」の雄々しい旋律が流れてきた。

ああ、イルクーツクにいるのだと思い出す。部屋からは結氷したアンガラ川が一望できる。カーテンを開けると、低い雲が垂れ込めている。日が射せば、晴れてくるだろう。

昨日イルクーツクに着いたばかりだが、今日夕方には再びシベリア鉄道に乗り、また3泊4日かけてモスクワを目指す。シベリア鉄道での体験は携帯からは書ききれない。後日、帰国してからまとめることにしたい。