どこまでも間抜けな韓国

平壌で行なわれている南北閣僚級会談で、韓国側は、北朝鮮が韓国人拉致被害者の送還に応じれば、長期受刑者(元工作員)らを引き渡すと提案した。

長らく、自国民の拉致という事実から目を背けてきた韓国にとっては「前進」なのだろうが(韓国が正式に拉致問題を取り上げたのは、今回が初めてである)、なぜ、その「見返り」という話になるのか。

いうまでもないが、国家機関による「拉致」は、重大な主権侵害であり、また刑法上の「犯罪」である。北朝鮮は、無条件で「原状回復」に応じるのが筋だ。

韓国が逮捕した北朝鮮工作員との「引き換え」など、とんでもない話である。日本人拉致の実行犯でもある辛光洙警察庁が国際手配中)を、2000年の南北首脳会談の「手土産」に北朝鮮に送還したあの愚行を、またぞろ繰り返そうというのか。

北朝鮮にはひたすら「宥和」、日本と聞けば極度の「アレルギー反応」しかできない盧武鉉大統領の白痴外交、いい加減に潮時だろう。