2020年の東アジア

数ある授業の中で段違いに楽しかった「安全保障論」の講義も、次回が最終回。今回のレポート課題は、
「日本周辺の東アジア安全保障環境は近年どのように変化したか、簡潔に要約しなさい」
…なんとタイムリー。A4で2枚程度なら、「頭の中」の知識だけで、なんとか書けそう。

ちょうど、先週の「安全保障論」の授業(火曜日)後、某友人と北朝鮮のミサイル発射可能性の話になった。私は、
「もう少し粘って、それでもアメリカが直接交渉に応じなければ、撃つだろう」
と、自説を述べた。

結果的に、その十数時間後、北朝鮮は、スカッド3発・ノドン3発・テポドン1発(失敗)を華々しく打ち上げてくれた。

時機の予想は外したが、「絶対撃つ」と確信していたので、驚きはなかった。

今やあの国は、手に負えぬ「危険物」となった。「暴発、そして破滅(体制崩壊)へ」のカウントダウンが始まったといえるが、日本としては、「戦後」を見据える必要があろう。

すなわち、下手に朝鮮半島が統一され、わが国と肩を並べる国ができては困るのだ。もっとも、いささか不謹慎な予測をするならば、「第二次朝鮮戦争」が起これば、38度線からわずか40キロしか離れていないソウルは、間違いなく「火の海」となろうから、韓国の国力も相当疲弊するだろう。わが国としては、その間に、外交戦略を練り、「統一朝鮮」(響きからして嫌悪感を抱かずにはいられないが)に対抗してゆくこととなろう。

…後半は「不規則発言」である。