住所の秘密

前回の試験が終わった翌日(2月9日)は、豊中にあるロシア総領事館に出頭し、ロシアのビザ申請に行ったものだが、今日は、ミャンマーのビザ申請に出かけた。

日本人の場合、査証免除取極のある国が多いので、短期の観光目的なら、パスポート一つで渡航できるところが多い。ビザを要求する国の中には、入国の事前審査という本来の目的より、「外貨稼ぎ」の手段ではないかと勘ぐりたくなる例もある(到着後に空港で取得するジンバブエなど、その典型)。ミャンマーの場合、発給手数料は3000円。ちなみに、ロシアは無料である。

ミャンマー政府が日本に置いている在外公館は、東京の大使館だけで、ビザの申請も同大使館領事部に行なうのが本則だが、大阪には、同大使館公認の「西日本ビザセンター」なるものがある(旅行会社に代理申請を頼むという手もあるが、手数料ぼったくられるので、却下)。

ビザセンターのHPには、地図のリンクが貼ってあったが、リンク切れで、地図が見当たらない。そんなとき、郵便局員でもある私は、慌てることなく、「日本郵政公社」のHPを開く。「郵便局検索」ページに、住所を打ち込めば、付近の地図が表示されるのだ。

めざすビザセンターは、賃貸ビルの1室らしいので、番地を頼りに、だいたいの見当を付ける。ご存知かと思うが、例えば「1丁目1番1号」というとき、「番」「号」の付け方には、規則性がある。

実際に出向いてみると、はたして、予想通りの場所に、めざすビルがあった。先日、申請に来た友人は、大いに迷ったらしいのだが。

番地といえば、JR西日本の本社所在地は、「大阪市北区芝田2丁目4-24」である。だが、「芝田2丁目4番」のブロックには、JRのビルしかなく、識別のうえでは、「2丁目4番」だけでいいはずで、「24号」を付ける意味は、特にない。

2-4-24。24・24。「にし・にし」。まさか、とは思うが。