さらば、愛しの日本!

きょう・6月5日午前10時の飛行機で、南アフリカへ出発する(台北・香港で乗り継ぎ)。

「stationmasterが南アフリカに行く」というのは、狭いロースクールのコミュニティで、一つのニュースになっているようで、あまり喋ったことのない他クラスの人から、「stationmasterさん、南アフリカに行くらしいですね。気をつけて」と言われたのには、びっくりした。さらには、われらが検察教官からも激励の一言を授かり、恐縮し通しだった。

いろいろな人から、はなむけの言葉をいただいたわけだが、今回ほど、「気をつけて」の一言が、ありがたいことはない。南アフリカの治安は、これまでに旅した国と比べても、断然ワースト1であり、ジンバブエで乗車予定の夜行列車は、昨年8月に乗客が死亡する正面衝突事故を起こしているほか、今年3月には、列車に火炎瓶が投げつけられ、炎上する事件も起きている。

それだけではない。ジンバブエナミビアでは、マラリアも蔓延している。

はっきり言って、怖い。旅の期待より、不安のほうが、はるかに大きい。司法試験前より、いまのほうが、はるかに緊張している。

だが、「世界旅行者」としては、行かねばならぬ。自分の身は、自分で守ってみせる。もっとも、鉄道事故などは、注意のしようがないわけだが。

つぎに日本の地を踏むのは、今月24日(日)まで、お預け。それまで、さらば、愛しの祖国よ。


「私は、必ず、日本に還ってくる」