オフラインな年末年始

明けましておめでとうございます。

この年末年始は，パソコンを秋田に置いたまま帰省したので，日記の更新を怠っていた。そこで，携帯で撮った写真つきの「冬休みの絵日記」を一挙公開する。

• 12/29　（秋田→関西）

前夜，日付が変わるころ，御用納めから帰宅し，秋田の部屋を大掃除。
鏡餅などを備え，正月を迎える準備を整えて，空港バスで秋田空港へ。
JALのMD90はほぼ満席。関西国際空港の第２滑走路（R/W 26R）に初着陸。
関西に降り立った私を迎えてくれたのは，懐かしい大阪弁と，青色のJRマークだった。

• 12/30　（大阪〜京都）

夕方から，祇園の中華料理屋さんで，高校時代の同窓会を開催。
コアメンバーとは今も日頃からつるんでいるが，恩師を含め，懐かしい顔ぶれがたくさん揃い，幹事冥利に尽きる思いであった。
一方で，当日飛び入り参加への対応方や，先生どうしの微妙な関係への配慮方など，幹事業務の難しさを再認識。反省させられる点も多かった。ご協力いただいた各位に改めて感謝します。
二次会が終わったのは，深夜2時。当然，電車はないので，四条大宮の「東横イン」にダイバート（目的地変更）。

• 12/31　（京都〜大阪）

昼過ぎ，梅田で，ロースクールの同期と会合（配属地：大阪・神戸・広島・秋田）。気が置けない仲間はいいものだと思う。
司会者に文句をつけながら，実家で「紅白歌合戦」を鑑賞。

• 1/1　（大阪〜京都〜大阪〜桜井〜大阪）

「行く年来る年」終了とともに家を出，JR京都線の終夜運転＋嵯峨野線の1本だけの終夜臨（京都1:30発亀岡ゆき）で，深夜1時39分，円町駅に降り立つ。

円町駅は，平成12年9月に開業した新しい駅で，わが母校の最寄り駅でもある。円町駅からなら，北野天満宮は徒歩圏内（徒歩20分）。混雑する市バスより，「電車＆ウォーク」の京都観光をお薦めしたい。
中学・高校時代，毎日自転車乗務した西大路通りを北上し，北野白梅町から母校に寄り道し，北野天満宮参拝。芋の子を洗うような混雑だが，「二拝二拍手一拝」で心を鎮め，新たかな気持ちになる。
帰りは，JRが動いていないので，臨時市バスで京都駅へ。天満宮のバス停では，京都市交通局の誘導員のほかに，その世界では「有名」なバスマニア（民間人だが，どこかで手に入れたらしい京都市の制帽着用）が「セルフ駅員」を務め，本職の職員以上に旅客案内に精を出していた。

明け方5時ころ帰宅し，仮眠。

平成13年以来7年ぶりに，年賀状を「配らず，受け取る」だけの元旦を過ごし，昼から，奈良県桜井市の大神（おおみわ）神社（三輪明神）へ出かける。おみくじは，北野天満宮に続き，「大吉」。

手前に見える小さな3つの山の左端は，天香具山である。このあたりも，いつか時間をとって歩いてみたい。

• 1/2　（大阪〜京都〜大阪）

京都を離れて初めて，京都の良さに気づくのかもしれない。
京都を歩きたくなったので，観光客で押し合いへし合いのなか，清水寺から平安神宮まで歩く。
その後，四条烏丸の大丸で，ロースクール時代の友達に付き合ってもらい，スーツを新調。秋田駅前の某百貨店はあまりに物がないので，関西で作って，送ってもらうことにした。服を買うにあたって，女性の意見は参考になるな，と思う。

• 1/3　

梅田に出かけ，阪急三番街で，お気に入りのカレー（「インデアン」）を食べ納め。
年末以来の寒波で吹き荒れていた北風も収まったので，自転車で武庫川に走りに出かける。つぎに走るころには，関西はもう春の息吹だろう。

• 1/4　（伊丹→秋田〜男鹿〜男鹿）

朝の飛行機で，秋田に戻り，高校時代の友人「じじ。」さんが秋田に遊びに来るので，秋田駅に迎えにゆく。
「秋田にようこそ」とは言ってみるが，私も秋田では「お客さん気分」が抜けないので，実感が湧かない。
JR男鹿線で，男鹿半島に出かける。

「なまはげ館」で，二人して「なまはげ」に扮した後，男鹿半島の西北端・入道崎へ。

男鹿名物料理の「石焼き」（魚の鍋に，熱く焼いた石を入れて加熱する料理）を味わう。

入道崎郵便局にも立ち寄る。局舎の中から海が見える，素敵な郵便局だった。

• 1/5　（秋田〜田沢湖〜秋田）

この日は早起きし，年末からの寒波でパウダースノーの期待できる「たざわ湖スキー場」に，JR田沢湖線で出かけた。

ゲレンデからは，霧氷の向こうに，水深日本一の田沢湖が一望できる（別掲写真）。

まる一日滑り，明日は筋肉痛必至，と言いながら，スキー場から程近い水沢温泉に入浴。私はこの温泉に，3年前にも立ち寄ったことがある。
風呂上りは，体中から硫黄が匂い（臭い？）立つ温泉である。

秋田新幹線「こまち」で秋田に戻り，「はたはた焼き」などの郷土料理に舌鼓。

• 1/6

角館などに立ち寄って帰京する「じじ。」さんを秋田駅まで見送り，今日はこれから，裁判修習中の同期とともに，裁判長のお宅にお邪魔することになっている。一週間の「冬休み」は，今日で終わりである。