秋田で過ごす夏

この1か月,日記を書くのをさぼっていたが,その暇もないくらい,修習に没頭していたということにしておく。

25日限りで,第四クールの検察修習が終わった。従来なら,これで実務修習は終わりだったのだが,新しい制度になり,9月末までの2か月は「選択型修習」として,秋田にとどまる。

関西は,連日,35℃を上回る猛暑が続いているようだが,秋田は,最高気温が30℃を超えればローカルニュースになるありさまで(これまでに3日),熱帯夜(最低気温25℃以上)など,まだ一度もない。結婚したいくらい冬が好きな私は,夏の暑さが何より嫌いだ。避暑地・秋田で修習が続けられるのは,まさに天からの贈り物だと思う。

旅行中の時間にしても,あるいは,人生にしてもそうだが,時の流れは,前半は遅く,後半になるにつれて,加速度的に速くなってゆく。秋田での生活は,残り2か月。あとから振り返れば,一瞬で過ぎ行く時間だ。夏の時間を無駄にせず,秋の訪れとともに埼玉県和光市の研修所に戻るころには,もっと地力を付けておきたい。