ある快感

現職の検察教官による刑事法の授業で、「起案」課題が出された。すでに一度、義務的起案は提出しているが、今回は任意参加。任意といっても、とりあえず出せば平常点考慮されるということもなく(明言)、「純粋任意」なので、見送ろうかと思ったが、ここはあえて参戦することとした。

刑事訴訟法の学説には、腹が立つことが多い。ナントカの一つ覚えのように、犯人の「人権」擁護を叫ぶ学者先生には、頭が付いているのだろうか、と疑いたくなることしばしばである(その点、本学のS教授は立派である)。

今回の起案では、いわばそんな日頃へのカタルシスとして、徹底して法務検察の立場から書き上げた。学説の多数説を一刀両断に切り捨てるとき、背筋に心地よい戦慄が走った。