主張

防衛省に望むこと

9日、防衛庁は、悲願だった「防衛省」に昇格する。これは、看板の架けかえにとどまらず、わが国の防衛上、積極的な意義を有している。防衛省になって、何が変わるのか。いくつか例を挙げよう。これまで、日本の安全保障政策を所管していたのは、外務省である…

金融制裁は「制裁」に非ず

先日(2日)、JR大阪駅前の交差点で、左翼活動家が熱弁を奮っていた。全く気にも留めずに行き交う人がほとんどだったが、概略次のような内容であった。 「国連の北朝鮮制裁決議は宣戦布告と同じ。船舶検査は戦争。日本を戦争に引き込む安倍首相を(以下略)…

北朝鮮先制攻撃の可能性

「将軍様」にとって、50年越しの悲願だった。1956年、先代の金日成が旧ソ連・モスクワ郊外の原子力施設を視察し、核開発への野心を顕わにしてから、ちょうど50年。その息子・金正日は、ついに「核」を手にした。われわれは、今年7月の北朝鮮によるミサイル発…

陸上交通システムの限界を超えて

JR東海は、きょう、山梨リニア実験線の延伸とリニア車両増備を決定、総額3550億円の投資を行なうと発表した。参考 http://jr-central.co.jp/news.nsf/news/2006925-1660/リニアといえば、先日、ドイツのリニアモーターカーが実験中に死亡事故を起こし、安全…

美しい国へ

自民党の総裁選挙を明後日に控え、安倍さんの次期総理就任は確実な情勢だが、あらかじめ、旗幟を鮮明にしておく。拉致問題等に関しての外交姿勢、歴史認識に共感できることから、私は安倍さんを支持している。もっとも、選挙戦略上は、来年の参院選での自民…

アーカイブス「変わった世界 変わらない世界」

本稿は、平成14年9月11日、「9・11」1年を機に、ホームページ「主張」に掲載したものである。いみじくも、ここで指摘したことは、4年経った現在の国際情勢にも当てはまることが多い。合衆国同時多発テロから5年を迎える今日、改めて掲載する。 あのおぞまし…

御霊よ、安らかに

わが国が大東亜戦争に敗れて、61年が経った。今日の日本の平和と繁栄は、ひとえに、あの戦争で亡くなられた方々の尊い犠牲のうえに成り立っている。謹んで、御霊のご冥福をお祈り申し上げる。「8月15日」という日に、小泉首相が靖国神社を参拝したことは、た…

憲法9条をめぐる若干の問題

本稿は、本日提出した「安全保障論」のレポートである。「日本国憲法と集団的自衛権」等、昨今話題の分野について、好個の題材と思われるので、ここに紹介する。考えを深めていただければ幸いである。1 日本国憲法と集団的自衛権集団的自衛権とは、ある国へ…

朝日社説に反論する

朝日新聞は、今日付けの「社説」で、「開廷60年 東京裁判を知ってますか」と題し、つぎのように論じた。 (前略)はっきりしているのは、政治の場で裁判の正当性を問い、決着を蒸し返すことの現実感のなさである。 あの裁判は、戦後日本にとって二つの意味…

日韓開戦

昨日の「主張」アーカイブスで、韓国の醜き正体を明らかにしたところであるが、21日にも予定されている海上保安庁による竹島付近の海洋調査をめぐり、韓国側は「調査船の拿捕も辞さない」などとわめき始めた。まず、大前提を確認しておく。竹島は、わが国固…

アーカイブス「これが韓国の正体だ」

韓国の外交通商大臣が、「竹島問題は日韓関係より優先」で、「対日関係の一層の悪化も辞さない」などと発言したらしい。かつての日本政府(外務省)なら、大慌てで、韓国のご機嫌取りに走ったのだろうが、「土下座外交」は、ようやく影をひそめた。それはさ…

アーカイブス「中国から大使を召還せよ」

中国の忌まわしい「反日暴動」から、ちょうど1年になる。現在、北京の日本大使館では、修復工事が進んでいるが、これは、建物所有者・賃貸人たる中国政府(日本側は賃借している)の都合による「修繕」であって、国際法上求められる「原状回復」措置ではない…

アーカイブス「尖閣諸島、わが領土を失うまい!」

新しく、ブログで「主張」を掲載する。「主張」は、私のホームページの論説コーナーだが、ブログを開設する前の記事で、かつ、大きな反響のあったものを「アーカイブス」として再掲することにしたい。なお、一部に不適切とされる表現もあるが、そのまま掲載…