2007-01-01から1年間の記事一覧

奉職

法律事務所でのインターンシップ等のない「夏休み」期間中、JR西日本お客様センターで働くことになった。運賃・料金や、列車ダイヤ、空席状況、駅設備等について、お客様からの問い合わせにお答えする仕事である。本当は、2週間の事前研修を受けなければなら…

現実を見よ

「問題教師」としてしばしば取り上げられる例に、日教組の左翼思想に染まった小学校の先生の話がある。自らが担任するクラスで、「お父さんが自衛隊の人は手を挙げなさい」と言って、児童に手を挙げさせては、「あなたのお父さんは人殺しです」などと、自虐…

地震対策は 待ったなし

きょう午前10時13分頃、新潟県上中越沖を震源とする強い地震が発生した。平成16年の「新潟中越地震」の傷跡も生々しい地域だけに、JR東日本各線の状況が、気になった。 柏崎駅では、停車中の普通電車(115系2両編成)の1両が脱線して傾いたが、その他の線区…

記念オレンジカード

「オレンジカード」といえば、JRグループが発行するプリペイドカードである。全国のJR線の券売機で、近距離のきっぷを購入するのに使えるが、首都圏・京阪神圏などでは、「Suica」「ICOCA」などのICカード乗車券が主流となり、目にする機会は少なくなった。J…

第三章 ハラレ

(書いているうちに長くなったので、章立てを変更しました) 英国植民地・ローデシア時代、英国首相の名にちなんでソールズベリーと呼ばれていたこの街が、「ハラレ」と改称されたのは、独立から2年後、1982年のことである。原住民の言葉・ショナ語で、「眠…

よい子はせんろに入らない。

年間に3万人が自殺する日本では、「自殺」そのものがニュースになることは、あまりない。だが、昨日から今日にかけて、ニュースで報じられる「自殺」が、2件続いた(うち1件は「殺人」も含む)。 1件は、昨夜、東海道新幹線小田原駅で、通過中の「のぞみ」号…

第二章 ブラック・アフリカの真ん中へ

経由地・香港では2時間余りの乗り継ぎ時間があったが、私は、不安を紛らわすのに必死だった。ゲートに表示された”Johannesburg”という文字の向こうに、「暗黒大陸」が、不気味に扉を開いていた。私は、回れ右をして、日本ゆきの飛行機に潜り込んでしまおう…

おめでとう、ソチ!

Поздравляю, Сочи! (パズドらヴリャーユ、ソチ! おめでとう、ソチ!) 2014年冬季オリンピックの開催地が、ロシア連邦・クラスノダール地方(Краснодарский край)のソチに決まった。「ロシアフリーク」を自任する私としては、嬉しい限りである。 ソ連解体後…

「過ちはくりかえしませんから」

「原爆投下はしょうがない」という、開いた口が塞がらぬ発言から、3日。 久間防衛大臣が、ようやく辞任した。私は、以前から久間大臣の資質を疑問視し、小欄でも、今年1月8日・2月20日の2回、防衛大臣の交代を求めてきたから、喜ばしい。 それにしても、久間…

第一章 航空券のこと

機内で、早めの昼食をとり、音楽を聴いてくつろぐうちに、ジェット機は高度を下げ始めた。もう、台湾領空に入っていて、ごみごみした住宅密集地と、青々とした水田とが、モザイク様に広がっている。5年前、初めて台湾を訪れた時、「日本に似ているな」とい…

序章・アフリカへの道

『南部アフリカ大鉄道紀行』(目次)序 章 アフリカへの道 第一章 航空券のこと 第二章 ブラック・アフリカの真ん中へ 第三章 ハラレ 第四章 ジンバブエの夜行列車 第五章 ヴィクトリア・フォールズ 第六章 ミミとの出会い 第七章 夢の喜望峰 第八章 マカオ…

帰国

日付が変わってしまったが、今夜、愛しの日本に帰ってきた。 まず、旅行中、私の安否を気遣ってくださった方に、感謝申し上げます。おかげさまで、生きて再び、祖国の土を踏むことができました。 旅行の詳細は、追々「旅行記」としてまとめるので、どうか気…

From Capetown, SOUTH AFRICA

Finally, I made my footsteps on the Cape of Good Hope yesterday. Fortunately, it was sunny and I was able to look down on the Atlantic Ocean and the Indian Ocean at the same time. It was the most magnificent and impressive view that I had …

From Windhoek, NAMIBIA

It's been a week since I arrived in Africa. I visited Victoria Falls by train. The carriages of National Railways of Zimbabwe are very old. They were built when this area was a British colony! Moreover, as the signals are not working any m…

From Harare, Zimbabwe

Now I'm in Harare, Zimbabwe. The time here is 7 hours behind Japan. As I cannot input Japanese with this PC (IME tool bar is missing!), I'm writing in English. In this country, it's difficult to understand economy. At official rate, USD1=Z…

さらば、愛しの日本!

きょう・6月5日午前10時の飛行機で、南アフリカへ出発する(台北・香港で乗り継ぎ)。 「stationmasterが南アフリカに行く」というのは、狭いロースクールのコミュニティで、一つのニュースになっているようで、あまり喋ったことのない他クラスの人から、「s…

武士道の息づく国・台湾

5月30日から、台湾(中華民国)の李登輝前総統が、芭蕉の「奥の細道」をたどる観光目的で、日本を訪問されている。 これまで、外務省は、李登輝さんに対し、病気の治療など人道上の理由がある場合を除いて、ビザ(査証)の発給を渋ってきた。中国政府(北京…

泉水さん、「永遠」に―。

今朝、寝ぼけ眼でネットにつないだ私は、そこにある文字に、一気に覚醒した。 <ZARD>坂井泉水さん死去 病院のスロープから転落 「負けないで」などのヒット曲で知られる人気歌手、ZARD(ザード)の坂井泉水(さかい・いずみ、本名・蒲池幸子=かま…

超・英語勉強法

いつも、およそ「日記」と呼べないような、論説文もどきを書いているが、きょうは、少し個人的なことを書いてみたい。 法律の勉強からしばし解放されたこの機会に、これまで時間をとれなかった、英語の勉強を再開した。この日記を読んでくださる方の多くは、…

アーカイブス「鉄道警察を全国一元に」

少し前になるが、JR北陸線の特急「サンダーバード」の車内で、女性のお客様が、乗り合わせた男によってトイレに連れ込まれ、強姦されるという、許しがたい事件が起きた。犯人の男は、湖西線の普通電車内などでも、同様の犯行を繰り返していた。安全であるべ…

アフリカへの旅・準備編

試験勉強中、「試験が終わったら、あれをしよう」と思っていたことが、いろいろある。挙げてみると、きりがない。 衰えてゆく一方だった語学(英語・ドイツ語・ロシア語)、ざっと目を通しただけのここ数か月の鉄道誌の熟読、5月に入って一度も構っていない…

終戦

「死ニ方用意」の開戦宣言から、ちょうど1週間。 今週火曜日から、1日の休戦日を挟んで5日間続いた「新司法試験」は、全て終了した。全力で戦い抜いた。あとは、試験委員の先生方の審判を待つのみである。 試験だから、結果は、9月13日午後4時の発表までわか…

死ニ方用意

いよいよ、来週火曜日から、新司法試験が始まる。 やり残したことは多々ある気がするが、自らを信じ、落ち着いて、試験に臨むのみである。 出撃前に、わが学友たちの健闘を祈りつつ、下記を宣言する。後顧を残さないことも、「死ニ方用意」の一つであろうか…

アーカイブス「中国へ新幹線輸出は危険」

ブログを更新している暇もあまりないので、今回は、4年前に執筆した「主張」をそのまま転載する。本稿「中国へ新幹線輸出は危険」は、平成15年8月5日付で、われわれのホームページと、提携メールマガジンで配信したものである。先日の日記で紹介した、JR東海…

「昭和の日」に思う

まず、こちらの表をご覧いただきたい。http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2007/04/list.pdf先日、設置が発表された、安倍総理の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の委員の顔ぶれである。13人の委員のなかに、私と密接…

この日を待っていた!

きょう、JR東海の松本正之社長は、「2025年を目標に、首都圏〜中京圏でリニアの営業運転を開始したい」と、発表した。リニアの実現見通しについて、具体的な時期を含めて正式発表されるのは、初めてのことだ。長い道のりだった。旧国鉄の技術研究所(現・財…

どこよりも早い判例速報

事案そのものは、情報公開条例絡みのよくある事件ですが、藤田宙靖裁判官の詳細な補足意見は一読の価値があります。ロースクール生各位は、おいしい紅茶でも片手に、一度読まれるとよいでしょう。 最高裁判所第三小法廷平成19年4月17日判決 「愛知県の食糧費…

漠然とした不安

先日、同じく司法試験を控えたある友人が、日記で「不安」を綴っていた。ここで、「頑張れ」と声をかけるのは容易いが、かえってプレッシャーとなりかねない言葉である。けだし、それなりに難しい試験であり、不安なのは、誰しも同じだからだ。ここは、発想…

国際法のススメ

大学の法学部で開講されている実定法科目(実際に社会に通用している法の解釈を行なう科目)のなかで、「国際法」は、不思議と人気がない。無理もないところがある。今でこそ、新司法試験の選択科目の一つにも採用されているが、多くの実務法曹にとっては、…

贅沢な悩み

以前にも書いたように、司法試験後、しばらく本邦を離れ、アフリカに逃亡する予定である。少し前まで、ケニア・タンザニア方面を考えていたが、6月は雨季にあたるらしく、ただでさえマラリアが蔓延する国に、蚊が大発生する時季に乗り込むなど、「飛んで火に…