雑感

弟よ

先日、わが弟について書いた。かろうじて最終まで進んだ就活を途中で放り投げ、パイロットをめざす果てしなき道を選んだ弟である。そんな弟に、NTTドコモからはがきが届いていた。ちなみにわが家は、弟と母親がドコモ、父親と私がボーダフォンを使っている。…

ものの値段

唐突ながら、ある女の子が水着を買いに行くのに付き合うことになった。これまで、女性用の水着など買ったことがないから(当たり前)、一体どのくらいするのだろうと、百貨店のHPを開いてみた。http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/swimsuit/高っ!実際、生…

捜査のはなし

高校時代のことだが、私は、生徒会の「監査委員」を務めていた。今日は、監査委員時代のエピソードを紹介しよう。多くの学校ではそうだと思うが、生徒会の役員というのは、なり手がないものである。洛星の生徒会も例に洩れず、さすがに、生徒会長くらいは何…

永遠

「永遠」という言葉には、どこか人を感傷的にする響きがある。「永遠の恋人」「永遠の片思い」などなど。平成9年にはZARDの「永遠」もヒットした。それはともかくとして、『あの頃ペニー・レインと』という映画がある。昨年、たまたまテレビで見て大好きにな…

名は体を表す

ボーダフォンを買収した、ソフトバンクの移動体通信事業の新ブランド名が、「ソフトバンクモバイル」に決まりつつあるらしい。「『ソフトバンク』だけはやめてほしい」、「孫さんもそこまで馬鹿ではないだろう」、と思っていたが、呆れてものも言えない。だ…

41億円

共同通信配信ニュース 韓国政府は4日、日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)の実効支配強化に向け、竹島周辺の環境保全などに今後5年間で約342億ウォン(約41億円)を投じる計画を発表した。 韓国政府は今年初めごろに同計画を作成していたが…

敦賀ゆき「新快速」はいらない

http://d.hatena.ne.jp/nmasa/20060420/1145545006nmasaさんが書いているように、JR西日本は19日、今年10月21日から、敦賀まで「新快速」電車を直通させると発表した。地元が喜ぶのはともかく、私は、鉄道の適正な発展という観点から、これには反対である。…

就活・運・恋愛

この春就活をしている友人たちから、戦況報告が入ってくる。理系なので研究内容をよくは知らないが、掃いて捨てるほどいる京大生のなかでも、優秀な面々だと思っている。ところが、である。はっきり言って、善戦しているとは言いがたい。身を削る思いで、報…

カルトはびこるロシア

http://www.sankei.co.jp/news/060411/kok101.htm「ロシア専門官」(自称)として、このニュースは非常に興味深い。カルトはともかく、ソ連崩壊後のロシアでは、「教会」建設ラッシュが続いている。モスクワでは、かつてスターリンに爆破された「救世主キリ…

鉄道判例十選シリーズ第一回「乗車券の法的性質」

友人が発行するメルマガに、私が担当するコーナー「鉄道判例十選」というのがある。その第一回を、そのまま紹介する。「手抜き」であるが、たまにはこのような企画も楽しんでいただけるのではないかと思う。紹介判例…大審院大正6年2月3日第三民事部判決 (大…

つばさよつばさ

JALが、MD87型機一機を検査期限を超過したまま運航していたようです。運航トラブル続発を受け信頼回復に努めている中で、また。これまでに何度、「再発防止に努める」というコメントを聞いたことかと思いますが…。私はなぜかJALのファンで、国内線も国際線も…

見ちゃったので…バトン

mixiを巡回してたら、「縞々kid」さんのところで、「見た人はすぐやるバトン」に捕まってしまいました。 見た人は全員やること! 絶対だから!嘘つきはだめ! 足跡に証拠残りますよ! だそうで、ここまで来ると、「恐怖のメール」(でしたっけ?「3人に回さ…

JALvsJR東海―理想のリーダーとは―

メールの形をしただけの、ただの「怪文書」に踊らされて自爆した民主党の混乱ぶりは、目に余るものがあるが、それ以上に、最近のJALは深刻だ。自らも経営責任を負うべき取締役が、全管理職の1割にも及ぶ賛同署名を集めて、代表取締役社長らの退陣を迫るとい…

竹島の日

ある筋から、このテーマについて書けという注文がきた。私の性格を、よく知ってのことであろう。遠慮なく、書かせていただくことにする。竹島は、皆さんもご存知のとおり、島根県沖の日本海に浮かぶ、わが国固有の領土である。ところが、戦後、韓国が「李承…

角田さんへの弔辞に代えて

JR西日本の初代社長を務めた角田達郎(つのだ・たつお)さんが、亡くなられた。角田さんは、国鉄ではなく、旧運輸省の出身だったが、各現場を回り、「お客さまに挨拶しろ!」と言い続けた。労使関係が極度に悪化した国鉄末期、お客さまに対しても仏頂面の…

日本人よ

トリノで、日本人選手が苦戦している。評論家ぶって、その理由を云々するつもりはない。ただ、このまま「厭戦」ムードが広がれば、またぞろ「参加することに意義がある」論が出てくるに違いない。私は、この手の議論には虫酸が走る。選手は、「戦い」に行っ…

再び、小説家デビュー!?

知ってる人は知ってるだろうが、私は中2の時、多様なジャンルの「小説」を書き、なかなか好評であった。今より難しい日本語を使っていたりして、当時、江戸川乱歩の文章に影響を受けていたことを思い出す。中3以降は、「紀行作家」に転身し、こちらは現在も…

格付け

「鉄ちゃんの格付け」なるものが、「むりゃかみ」さんから送られてきたので、早速やってみた。http://www.oblique.jp.org/train/enter/ranking.html(↑ 鉄ちゃんじゃなくても、一見の価値あり。「鉄」な人の行動様式がほぼ言い尽くされてます)結果は、 該当…

連続脱線

不可解というか、不思議なことはあるもので、神戸電鉄有馬口駅構内のポイントで、下り電車の脱線事故が起きた。2週間前には、ほぼ同じ地点で、上り回送電車が脱線している。案の定、マスコミは、「また脱線」と騒いでいる。事実としてはその通りだけれど、…

安全は、輸送業務の最大の使命である。

昨日、昨年末の「いなほ」脱線事故以来運休が続いていた、羽越本線・余目−酒田間(JR東日本)の運転が再開された。予め断っておくと、今日の日記は長くなりそうである。JR東日本は、運転再開にあたり、現場付近に風速計と連動した「特殊信号発光機」(強風時…

さよなら「ニュース10」

NHKは昨日、4月の番組改編で、22時台の「ニュース10」を打ち切り、21時から「ニュースウォッチ9」をスタートすると発表した。私はNHKの回し者ではないが、アンチ・「ニュースステーション」(現「報道ステーション」)派として、ニュースはNHKに限ると思って…

司会

昨年の暮れに、高校の同期の同窓会を初めて開催した。同窓生86人、先生を入れると総勢95名も集まり、代表幹事の私が、「総合司会」を務めた。一応、イメージトレーニングをしておいたつもりだったが、マイクを握って人前に立つと、なかなか言葉が出てこない…

キドウシャ

世の中あらゆる業界には、専門用語や特有の言い回し、漢字の読み方などがある。たとえば、「遺言」「競売」は日常語ではユイゴン・キョウバイだが、法律家はイゴン・ケイバイと読むし、「高架」「架線」を、鉄道屋は「コウガ」「ガセン」と読む。さて、郵便…

理系社長への期待

昨日、JR西日本の新社長に、山崎正夫副社長が内定した。山崎氏は、東京大学工学部卒業後、昭和41年に日本国有鉄道入社、国鉄分割民営化でJR西日本に移り、常務取締役・鉄道本部長などを務めた。平成10年に子会社のジェイアール西日本メンテック(駅構内や車…

ほら、また「捜査」かい

昨夜、JR東日本の羽越本線で、秋田発新潟ゆき特急「いなほ14」号が脱線・転覆した事故は、大変なショックだった。原因はまだ調査中だが、折からの突風に煽られて横転したとみて、ほぼ間違いなさそうだ。旧国鉄・JRグループでは、本線を運行中の列車(回送列…

くたばれ神戸空港

来年2月16日、ポートアイランド沖合に、神戸空港(以下UKBという)が開港する。とかく地方空港は地元のエゴの象徴だが(石川県が、航空便の「搭乗率保証」までして造った能登空港という、絶望的な空港まである)、UKBも神戸市のエゴの塊だ。大阪国際空港(IT…

ボーダーを越える?

夕方から、ずっと考えていることがある。どこからが「浮気」なのだろう?そう尋ねられた私は、反射的に「やることやったら、やろ」と答えたが、「じゃあキスはいいの?」と言われて、困ってしまった。そう言われれば、キスでもいけない気もするし、関係によ…

Mr.& Mrs. Smith

きょう、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画"Mr.& Mrs. Smith"が公開された。私は、この映画はすでに見た。といっても、きょうは一日中仕事だったから、劇場でではない。夏にペルーに行った時、帰りの飛行機で。アメリカのダラスから成田…

どうなる郵便局

昨日のことだが、平成19年10月に日本郵政公社が民営化されて発足する郵政持株会社の社長に、三井住友銀行出身の西川氏が内定した。はっきり言って、失望した。銀行の経営者としては、優秀な方なのだろうと思う。しかし、発言を聞いていると、郵便局を「公共…

フジモリ大統領のこと

6日、チリのサンティアゴで、ペルー前大統領のフジモリさん(日本人)が、チリ警察に拘束されたというニュースは、衝撃的だった。この件をめぐる国際法上の問題は、ホームページ「主張」で書くとして、今夏ペルーを訪れた者としての感想だけ、書いてみたい。…